う……た、たしかに。

でもこんな3歳も上の人と付き合ってるっていう設定もなんだかなぁ……。

「花園さん、彼氏なの?その人」

「……彼氏、です」

ぽかん、と口を大きく開けてるみんな。

はぁ……まぁそうなるよね。

「う、うそ……!花園さん、彼氏は絶対作らないので有名だったのに!」

え、そんな感じだったの?

たしかに彼氏は作らなかったけど。

「え、叶恋そんな感じ?」

「そんな感じだったみたい」

「ふーん。まあいいや、行こ」

虎は私の手を掴むと、周りなんか気にせずに校門を抜けた。

てか……。

「なんでいんの。高校知らないはずだよね?」