お隣のヤクザに要注意Ⅰ

夜になって、虎が来てくれた。

「叶恋ちゃーん。愛しの虎くんが迎えに来たよ」

「全然愛しくもないし、時間ずらしたんだから迎えに来て当然でしょ」

「ツンデレだなぁー相変わらず」

全然ツンデレじゃないし。

「ちょっと!あんたが虎?」

「あ?」

ギロっとユイを睨んだ虎。

「虎!ユイ睨んだら許さないよ」

「はぁい……で、なに?」

「白銀組に入る。それは叶恋にとってどういうことかわかってる?ちゃんと」

静かに頷いた虎。

昨日、仏壇の前でお願いをしていた虎。

四六時中、たった2日。

虎との時間は少ない風に見えるけど、他と違うとわかるのには充分だった。

「じゃあ叶恋ちゃん、行こっか」