お隣のヤクザに要注意Ⅰ

「っシュウさん……」

ゆっくり唇が離れて少し顔が離れた。

「それでも俺らを撃てないのは……ちゃんと自分の中でわかってるからなんだろ?」

「っ……」

「白銀組を撃つのは違うってわかってるから、さっきみたく淡々と撃てないんだろ」

図星をつかれてしまって、黙るしかなかった。

今ここで撃ってしまったら、私はまた間違う気がするから。

なんで……なんでこいつはいつも私の心を見透かしてくるの。

銃を捨てれば、シュウさんと呼ばれた人が拾った。

「ヤクザなんて……みんな一緒じゃん」

「たしかに君から見たらそうだろうな。でも……白銀組には心があると思う」

心……?

シュウさんは拾った銃を見つめながら、視線を私に向けた。

「君は白銀組に入った方がこの先いい。他のヤクザは虎と関わってるとなればじきに君を狙う」