お隣のヤクザに要注意Ⅰ

「まぁいいや、俺葉山!よろしくねー」

「あ、はい」

門を抜けて奥へと進む。

すると大きな家が見えて、その中に案内された。

「おっ、葉山が女連れてるぞ!」

「え、めっずらし……」

葉山さんはあいつと違って女遊びとかしない方なのかな?

なんて思ってれば、ひとつのお部屋に通された。

「組長〜、殺し屋の女の子っすよ」

「あぁ……君が花園叶恋か」

「っ叶恋ちゃん!?」

あーあ……やっぱりいた。

組長らしき人と、その周りにいる男ふたり。

ひとりはスーツをビシッと着こなしてるけど、それに比べてこいつは……。

仕事をせねばな。

「遅くなり申し訳ありません。で、男は今どちらにいらっしゃいますか?」