「ここが、白銀組……」

でっかい門……。

──ピンポーン♪ピンポーン♪

門のインターフォンを鳴らせば、

『はい』

男の低い声が聞こえた。

「私、今日白銀組に捕まってる男を殺しに来た殺し屋です」

『そこで待っていなさい』

ちゃんと鞄の中に銃は入ってる。

刀だって。

相手の思うように殺すのが私の仕事。

──ギギギギッ……。

門が開いて、ひとりのスーツを着た男が出てきた。

「あれ?君コンビニで会ったよね」

「え?」

一昨日いたっけ……?