お隣のヤクザに要注意Ⅰ

あっという間に夜中になってしまった。

「あ……お酒、なくなっちゃった」

飲んでいたお酒は空になった。

んー……まだ1時だし買いに行こ。

本当は未成年の飲酒は禁止だけれど、私の精神安定する物だから。

さすがにタバコは吸わないけど。

財布を持って近くのコンビニに行けば、スーツを着崩した男たちが数人いた。

チャラチャラしたネックレスに派手な髪。

いかにも私が嫌いな人種って感じ……。

ジロジロと視線を浴びながらもそれを無視してコンビニに入った。

カゴの中に何本かお酒を入れて、レジに通す。

「ありがとうございましたー」

年齢確認されることもないまま袋を持ってコンビニを出た。

「なぁ君ーそれ、酒だよな?」

「はい?」