お隣のヤクザに要注意Ⅰ

「私はない。さよなら」

「ちょ、おい!」

鍵を開けて颯爽と部屋に入ってく叶恋ちゃん。

勢いよく閉められそうになったドアをなんとかこじ開けた。

「ちょっと!」

「こんな夜中に近所迷惑になるよ?」

「っ……すぐ帰ってね!」

お邪魔しますと言って、叶恋ちゃんの部屋に入る。

リビングに行けば、仏壇があって。

叶恋ちゃんのお母さんとお父さんの写真か?

テーブルの上を見れば、何本か飲みきった酒が置いてあった。

「酔ったりしないの?叶恋ちゃん」

「残念ながら全然」

けど……たぶん酔ってはいる。

だって、目がトロンとしてるから。

「で、話ってなに?」