「俺今日叶恋の作った飯食いたい」

「なにがいい?」

「あー……んー、カツ丼?」

願掛け的な?

まぁいいけど……。

「虎ぁ、もっとあるだろ他に」

「いいだろカツ丼好きなんだから」

「お前は取り調べされてる犯人か何かか?」

「シュウさんひでぇ……」

いつもみたいなやり取りに、ほっとした。

「ねぇ、お願いがあるんだけど」

「どしたのユイ」

じっ、とテーブルの上の書類を見て手に取ったユイ。

「神楽組潰すの、私も加えて」

「え……ユイ?」

「ちょ、ちょっと待ってユイさすがに危ないって。俺とは訳が……」