❆叶恋side❆

翌日、私は羅虎と朝から白銀組に来ていた。

ユイを呼んで、昨日のことをすべて話した。

「はっ……!?意味、わかんないんだけど……」

ぎゅっと拳を握って俯いたユイ。

私も羅虎も、まだ受け入れられてない事……。

チラッと羅虎を見れば、何を考えてるのかわからない表情で。

羅虎と過ごせるのもあと僅か。

「カノの両親がヤクザだなんて……。しかも虎の父親まで絡んでて……。情報多すぎるって」

「ユイ……だから俺と虎で、神楽組に潜入しようと思ってるんだ」

「……は?」

目を大きく見開いたユイ。

ユイも、反対するよねきっと。

「ちょっと待ってよ、なんで煌星まで行くのよ」

「虎を守るためだよ」