お隣のヤクザに要注意Ⅰ

「俺と葉山に隠し事はするな」

「もー組長〜。素直に寂しいって言えばいいのに」

「とにかくだ。これからみんなで行くぞ」

え、え?

待って、怒ったりしないの?なんで?

混乱してれば、葉山さんがぽんっと頭を撫でてきて。

「人手が多い方が、見つけるのも早いよ」

「葉山さん……」

「おい煌星!俺の叶恋に触んな!お前が触っていいのはユイだけだ」

羅虎、葉山さんそんなつもりで撫でてくれたんじゃないと思うよ?

でも……組長も葉山さんも、優しくて安心した。

みんなで資料室に移動して、手分けして探す。

「なぁ、叶恋」

私のところにやってきた羅虎。

「なに?」

「その、俺の親父についてのファイル……どこにあったんだ?」