お隣のヤクザに要注意Ⅰ

「っ父さん!!」

もしかしたら帰ってきてるかもしれない。

そんな期待を胸に部屋中探すけど、いなくて。

次の日も、その次の日も父さんは帰ってこなかった。

やがて食料も無くなってきて、俺は学校にも行かなくなって部屋の布団で寝ていた。

父さんいなくなってからどんくらい経ったっけ……。

俺、何のために生まれてきたんだろう。

なぁ神様……俺このまま死ぬの?

ひとりで……そんなの孤独だよ。

もう一度、誰かに愛されたい。

もう一度名前を呼んでもらいたい。

温もりを感じたい。

そう願いながら俺の身体は限界が来て、意識を手放した──。