「っ……成瀬、羅虎」
「っ……」
名前を呼んだ瞬間、目を見開いた。
やっぱり……成瀬羅虎は虎だ。
「叶恋……どうして」
「見つけたの、資料室で……名簿のページ見てたら虎って文字があったから目が止まって。それで、事件の内容と写真が貼られてて……」
ダメだ……羅虎の顔見れない。
「その写真、当時10歳の男の子が写ってて……見た瞬間にわかっちゃって……」
「じゃあ、なんでそんな顔してんの?」
頬に手をそえられて顔を見合わせた。
っ……なんでそんな愛おしそうな顔するの?
「怒ん、ないの?」
「ん?名前はいつか教えなきゃって思ってたから。あんなたくさんファイルがある中から俺を見つけてくれて嬉しかったりもするよ」
「っ……」
名前を呼んだ瞬間、目を見開いた。
やっぱり……成瀬羅虎は虎だ。
「叶恋……どうして」
「見つけたの、資料室で……名簿のページ見てたら虎って文字があったから目が止まって。それで、事件の内容と写真が貼られてて……」
ダメだ……羅虎の顔見れない。
「その写真、当時10歳の男の子が写ってて……見た瞬間にわかっちゃって……」
「じゃあ、なんでそんな顔してんの?」
頬に手をそえられて顔を見合わせた。
っ……なんでそんな愛おしそうな顔するの?
「怒ん、ないの?」
「ん?名前はいつか教えなきゃって思ってたから。あんなたくさんファイルがある中から俺を見つけてくれて嬉しかったりもするよ」

