お隣のヤクザに要注意Ⅰ

え?

眉を下げて下を見た叶恋。

待たせてる?なにを?俺を?

「その、今はキスまでだから……待たせてることが不満だったり……」

……あぁ、そういうことか。

ったく、可愛い勘違いしちゃってよ。

けどまぁ……意地悪してやろ。

「不満って言ったら?」

俺がそう言えば、少しショックを受け顔を青ざめた叶恋。

あたふたしちゃってかーわい。

「ははっ、嘘だよ嘘。俺いくらでも待つって」

「なっ……虎のバカ!」

いつまでも俺のそばにいてほしい。

12年前のことをすべて知ったら叶恋は……どうするんだろ。

「明日も資料室に行けるかな?」