お隣のヤクザに要注意Ⅰ

ぽんっと頭を撫でられた。

例えばで出てくるってことは、たぶん過去にどこかの組であったんだろう。

そんな……たまたま遭遇しただけで。

──ガチャっ。

ドアが開いてそっちに目を向けると、

「「シュウさん!」」

「やっと見つけた……」

げっそりしてるシュウさんがいた。

「お前らなぁ俺3時間も探したんだからな?」

「え、嘘!そんなに時間経ってたの……?」

「あー、俺スマホ部屋だからわかんなかった……」

パタン、とドアを閉めて近づいてきたシュウさん。

「ここにたどり着いたのはお前らが初めてだぞ。ったく……」

「ご、ごめんなさいシュウさん……ここ、入っちゃダメですよね」

「いいか?ここに入ることを許されてんのは俺と組長だけなんだ」