お隣のヤクザに要注意Ⅰ

「俺に会いたくてたまんなかったって顔してるぞ」

「……意地悪」

やっぱり何度抱きしめられても安心する。

それが悔しい。

「まーちょっとならここにいても大丈夫だろ。俺も12年前のこと気になるし、一緒に探すか」

「っ……うん!」

12年前……虎は9歳か。

さぞかし可愛かっただろうなーまだ遊びも覚えないで。

ファイルにその出来事とかの名前が貼ってあるけど、かといって12年前の事件にどういう名前がついてるかはわからないし。

「組の人たちに聞けばわかるかな」

「さぁ……俺ですらわかんねーし。でも、組長とシュウさんが知ってるのは確か」

聞いたら教えてくれるかな。

でも……どこかで躊躇する自分がいる。

なんでだろ。