身体を押されてソファに押し倒された。

あ……この光景、前にもあった。

私に覆いかぶさってくる男。

愛なんて最初からなかったそんな恋。

私は見た目だけなんだって思い知らされた日。

「叶恋ちゃん?」

みんなそう呼ぶ。

みんなから見た私ってなに。

見た目がいいだけの女?

そんなの……そんなの、

「叶恋」

「っ……」

我に返れば、いつの間にか抱きしめられてて。

「え、なに……んっ」

また重なった唇。

何度も何度もキスをされて、それはだんだん深さを増していった。

「っ……ふぁ、ん」