❆叶恋side❆
ユイと葉山さんが戻ってきたのは夕飯時だった。
ふたりの表情はどこか晴れ晴れしてて。
「カノ~!朝ぶり!!」
「ユイ、ずっとどこに行ってたの?」
「葉山さんと最初海に行ってそのあと着替えて街に行って美味しいもの食べてた!」
街?
「いや~街に行ったら思ったより美味いもんいっぱいあってさ。ユイちゃんめっちゃ食うのなー」
はい、とお肉が乗ったお皿をユイに渡した葉山さん。
なんだろ、葉山さんの頬が緩んでる。
「カノは?虎とどうだった?」
向こうでみんなのぶんのお肉を焼いてる虎を見た。
「あ、うん……すごく綺麗な貝殻くれた」
「……叶恋ちゃん、もしかして虎のこと……」
……そう。
組長と話して気づいたんだ。
ユイと葉山さんが戻ってきたのは夕飯時だった。
ふたりの表情はどこか晴れ晴れしてて。
「カノ~!朝ぶり!!」
「ユイ、ずっとどこに行ってたの?」
「葉山さんと最初海に行ってそのあと着替えて街に行って美味しいもの食べてた!」
街?
「いや~街に行ったら思ったより美味いもんいっぱいあってさ。ユイちゃんめっちゃ食うのなー」
はい、とお肉が乗ったお皿をユイに渡した葉山さん。
なんだろ、葉山さんの頬が緩んでる。
「カノは?虎とどうだった?」
向こうでみんなのぶんのお肉を焼いてる虎を見た。
「あ、うん……すごく綺麗な貝殻くれた」
「……叶恋ちゃん、もしかして虎のこと……」
……そう。
組長と話して気づいたんだ。