「誰のせいだと思ってんだよ」

は?私のせいなの?

なんで?

頭の中の疑問が取れないままコテージを出て海に出ればもうみんなはしゃいでて。

「あっ、虎さん!葉山さん!俺ら叶恋ちゃんとユイちゃんのために浮き輪持ってきました!!」

既に膨らましてくれてるなんてめっちゃいい人。

サイズも私にぴったりだ。

「ありがとうございます!」

「にしても叶恋ちゃんやっぱりスタイルいいね~。貸し切りにしてなかったらナンパされまくりで大変だったな」

「そんな海に来てまでナンパする男なんかいないですよ」

「それがいるんだって。隣に虎さんがいるから大丈夫だけど」

それじゃ!と言ってみんなの元へ戻っていった。

「あっつー……虎、パーカー脱ぎたい」

「ダメに決まってんだろ!」

「私熱中症で倒れちゃうよ?しかも海入れない」