お隣のヤクザに要注意Ⅰ

でも……ユイに恋愛感情を持った人の末路はいい結末じゃない。

葉山さんは頭がいいから、きっとすぐに気づくだろうけど……ユイは違った意味で彼氏がいたことがない。

昔からそうだった。

この二泊三日でユイに急接近するつもりならなおさら、葉山さんはどうするんだろ。

「あっつー!!ごめんなさい、遅れちゃいました!」

「ユイ!」

二泊三日の荷物を持って現れたユイ。

「ユイちゃんおはよ!荷物持つよ〜」

すぐさまユイに駆けつけて荷物を持ってあげた葉山さん。

「え、ありがとう〜」

見てる限りユイ……今回も恋愛感情持つ気はなさそう。

なんて思ってれば、スーツ姿ではなくラフな格好をした組長が建物から出てきた。

「よし、全員揃ったな?荷物はトラックの中にいれたし、出発するぞ」

組の人数が多いからか、荷物は全部大型トラックに。

大型トラックの免許取ってる人がいるなんて……すごいなぁ。

「組長〜俺運転しますよ」

「じゃあ行きは虎に任せてもいいか?」