「叶恋〜水着俺が選ぼっか」

「却下!」

「なんでさーかっわいいの選んだるよ?だからさ、胸のサイズ教えて?」

こいつ、よくいろんな女に好かれてきたな……。

「はー?カノの好みは私が一番知ってるんだから私が水着選ぶに決まってんでしょスケベ」

「あ?せっかくの水着姿なんだから楽しませろよ!」

「お前ら黙れ。頭使えよ……みんなで水着買いに行きゃいい話だろ?」

シュウさんの鶴の一声。

ユイと虎はしばらく目を合わせると、納得したように頷いた。

なんなんだこのふたり……。

「でも私、服みたいな水着がいい」

「「ダメに決まってんだろ!」」

ええ……。

「そうと決まれば!いまから行くわよ!!」