お隣のヤクザに要注意Ⅰ

「それとも私が殺ろうか?」

「いい。ちゃんと与えられた仕事はやるもん」

てか、私とユイしか話してないじゃん。

葉山さんを見れば、相変わらず顔を赤くしてユイに見惚れてる。

まったく……。

「虎、だっけ?カノを大切にしてんの?」

「当たり前だろ」

「まっ、女遊びの情報は入ってこないから本当なんだろうけど」

「花園〜夏休みなにしたいか決まったか?」

呑気にやってきた組長。

あ……夏休みしたいこと忘れてた。

「え、なになにカノ白銀組と夏休み何かするの?」

「あーまだ決まってない」

「去年は組の奴らでキャンプファイヤーをしたな。海とかなんでもいいけど、アンタも来るか?」

シュウさんが誘うなんて珍しい。

ユイは少し悩むと、