部屋の電気を消して、ベッドに寝た。

「ごめん、抱きしめさせて」

「っ……ちょっと」

ぎゅっと叶恋を抱きしめた。

ふわっと香るシャンプーの匂い。

心地いい体温。

こんなにも安心できるなんて……知らなかった。

「スー……スー……」

そんな寝息が聞こえて見れば、もう寝てて。

「可愛い寝顔……」

どうしようもないほど好きが増してきてる。

愛しくてたまんない。

「はぁ……はやく俺のもんになればいいのに」

俺だけの彼女に……。