お隣のヤクザに要注意Ⅰ

「ちょ、俺の叶恋っすよシュウさん!」

「わっ」

虎に引き寄せられてシュウさんから離れた私。

いや、虎のじゃないんだけど。

「わかったわかった。んな怒んなって」

「虎番犬みたいだなぁ」

「煌星うるせーぞ」

「そろそろ離せ変態」

そう言いながら離れようとすれば、意外にもすんなり離してくれた。

ふぅ……虎の腕は無駄に筋肉質だから苦しいんだよね。

「俺変態じゃないしょー叶恋ちゃん」

「……」

「女子高生にキスしてる時点で変態だお前は」

「組長まで……俺が手出すの叶恋ちゃんだけだよ?」

私だけ、ね。

「軽い人ほど女が求めてそうな発言するんだから」