恐怖と混沌の中、果てしない狂愛に包まれる。

「誰よりも愛してる。世界で一番の俺の姫。だから……俺から逃げようなんて、考えるなよ。」

「……っ。」

 その瞳は本気で、絶対にこの人からは逃れることはできないんだろうと……悟ってしまった。

 これからも私は監禁され続け、逢伊さんの好きなようにされる。

 こんな狂暴的な逢伊さんが、三年間も待っていたと思うと……死んでしまったほうが楽だと思った。

 だってそれだけの愛を受けなければならないんだから。

 でも死ぬことも、私には許されないのかも。

 このお部屋には武器なんてないし、死のうとしても行動が制限されてて無駄。

 餓死しようにも逢伊さんはキスでも何でもして、私にご飯を食べさせるはず。

 だから……私は観念して、逢伊さんを受け入れなければならないのかもしれない。

「俺を受け入れて、俺だけを考えて。」

「んっ……。」

 また深い濃いキスをされて、息が奪われる。

 敏感なところも触られて、着直した服もはだけさせられる。

 逢伊さんの力は強く、私なんかじゃ抵抗にもならない。