恐怖と混沌の中、果てしない狂愛に包まれる。

 それが何回も何回も落とされて、体が敏感になってしまう。

「あーくっそ……。璃々、もっともっと俺に乱されてて。本当に可愛すぎるから。」

「やあっ……っ!」

 下着のホックも外されてしまい、体を好き勝手に弄ばれる。

 いろんなところを触れられてしまって、もう抵抗する気力も残っていない。

 ただ触られただけで、それ以上のことはされていないけど……嫌で嫌で、仕方がなかった。

 真実を知る前まで、逢伊さんに触れられるのは安心したのに……今は恐怖だけが生まれてくる。

「今日はこれで我慢する。ご飯持ってくるから、ちょっと待っててね。」

 逢伊さんはしばらく触った後、私に優しくタオルをかけてくれ部屋から出て行った。

 その直後、私は急いで起き上がる。

 さっきまで動く気力もなかったけど、ここから逃げなきゃという気持ちのほうが大きい。

 そう思って、ベッドから降りようと足を動かした時……だった。

「え……。何、これ……。」

 金属がこすれる音が聞こえ、慌てて自分の足元を確認する。

 そこには……大きな足枷がついていた。

 ベッドの下に繋がっているもののようで、長さは短い。