恐怖と混沌の中、果てしない狂愛に包まれる。

 そう言って逢伊さんは私に両手サイズのお風呂セットと、着替え用のネグリジェを手渡してくれた。

 私はそんなことでも緊張してしまい、急いでご飯を済ませてお風呂のほうへと向かった。

「あ、ありがとうございますっ!お風呂、行ってきますねっ……!」

 口早に逢伊さんにそう言い放ち、火照った頬をペチペチと叩きながら脱衣所へ入った。



 はぁ~……気持ちよかった~……。

 逢伊さんのお家のお風呂は掃除した時にも思ったけど、やっぱり大きくて立派なものだった。

 入浴剤も私好みのフローラルを逢伊さんが入れてくれたらしいから、芯からあったまることができた。

 私はまだ乾ききっていない髪をタオルで拭きながら、逢伊さんのいるリビングへと向かった。

 でも、この格好で逢伊さんのところにいるのは……少し恥ずかしいかも。

 今の私の格好はフリルのついた可愛いネグリジェに身を包んでいるから、ちょ、ちょっとだけ……恥ずかしくなってしまう。

 脱衣所でこのネグリジェを見た時、絶対に私には似合わないと思って着るのを躊躇っていた。