「まぁ、順を追って、説明するから、落ち着いてくれ、辻村」

辻村は、ショッピングモールにいた時からギャーギャー騒いでたから、そのこともあって、白鷹楼に移動したんだが…

「兄ちゃんが、居た時の白鷹楼の総長さんに聞きたいんやけど」

まだギャーギャー騒いでて、今にも襲いかかってきそうな辻村を現総長が、何とか宥める

「落ち着けって…」

「言いたいことはわかってる!生徒と付き合ってることバレたら、やばいのはオレとまゆだ。そうだな…どこから話そうか」

「私も、みんなに言ったら、校長先生とか学校中にバラして、退学になることはわかってたけど、いえずにいたの。ごめんなさい。黙ってて、殴っても嫌ってくれてもいいから、話だけは聞いて欲しいな」

まゆは、俯きながら、今にも泣きそうな顔をしている