「少しは落ち着いたか?」


「はぃ……」




保健室に着いてベッドに寝かされたわたしは、せんせぇの監視付きで強制的に仮眠を取らされた。

目が覚めると、体は少し楽になっていて、せんせぇはベッドの横のイスに座ったまま、わたしを見下ろしていた。




「体調が悪いならさっさとここに来い。あんなとこにいたら余計悪化するだろうが」


「ご、ごめんなさい……」


「……俺が怖いのは分かるけどな、あと1ヶ月だから我慢して休みに来い。またこんなことになったら困る」


「……あと、1ヶ月……?」




奇妙な言葉に引っかかって、顔まで引っ張り上げた掛け布団を少し下げ、せんせぇを見上げる。