そんな話しをしながら建物を出て馬場に向かう。
「サラ殿、
……もしも寂しいと思う時は俺を頼ってくれ、リューク殿の代わりにはならないかもしれないが、話しを聞く事はいつでも出来るから。」
不意にカイルがポツリと言うから、サラは思わず泣きそうになる。
「…ありがとうございます…。」
声が震えてしまった気がする。
泣いてはダメだと自分に言い聞かせて空を仰ぐ。
今はまだ仕事中のカイルの時間を余計な事に割いてはいけない。
私が泣いたらきっと優しいカイル団長は貴重な時間を私の為に使ってしまう…。
足を止めて方向を変え、カイルはハクの厩舎(きゅうしゃ)に向かう。
戸惑いながらも静かにサラはついて歩く。
ガラガラっと扉を開けるがハクは何処にいるのか見当たらない。
ふとカイルが振り返ったかと思うと、サラは抱きしめられていた。
「…もっと考慮すべきだった、すまない。
寂しい思いをさせてしまって…。」
そっと話すカイルの声が耳に響く。
「だ、大丈夫です…。
ブルーノはすぐ帰って来ますし全然平気です。」
あえて明るく話し、カイルの腕から逃げようとする。
「サラ殿は……
兄上を無くしてまだ間もないのに…
誰も知り合いがいない地で1人にさせてしまった…。」
「…そんな風に思ってません。
私の事を心配してくれるカイル団長やルーカスさんも居ますし、私は大丈夫です。」
ちょっとだけ緩まった腕の中から、カイルを仰ぎ見る。
「サラ殿、
……もしも寂しいと思う時は俺を頼ってくれ、リューク殿の代わりにはならないかもしれないが、話しを聞く事はいつでも出来るから。」
不意にカイルがポツリと言うから、サラは思わず泣きそうになる。
「…ありがとうございます…。」
声が震えてしまった気がする。
泣いてはダメだと自分に言い聞かせて空を仰ぐ。
今はまだ仕事中のカイルの時間を余計な事に割いてはいけない。
私が泣いたらきっと優しいカイル団長は貴重な時間を私の為に使ってしまう…。
足を止めて方向を変え、カイルはハクの厩舎(きゅうしゃ)に向かう。
戸惑いながらも静かにサラはついて歩く。
ガラガラっと扉を開けるがハクは何処にいるのか見当たらない。
ふとカイルが振り返ったかと思うと、サラは抱きしめられていた。
「…もっと考慮すべきだった、すまない。
寂しい思いをさせてしまって…。」
そっと話すカイルの声が耳に響く。
「だ、大丈夫です…。
ブルーノはすぐ帰って来ますし全然平気です。」
あえて明るく話し、カイルの腕から逃げようとする。
「サラ殿は……
兄上を無くしてまだ間もないのに…
誰も知り合いがいない地で1人にさせてしまった…。」
「…そんな風に思ってません。
私の事を心配してくれるカイル団長やルーカスさんも居ますし、私は大丈夫です。」
ちょっとだけ緩まった腕の中から、カイルを仰ぎ見る。



