男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される

太陽が登る前の薄暗い時間、鳥のさえずりでサラは目が覚めた。


寝慣れないベッドのせいか、頭が冴えてなかなか寝れず、何度も寝返りを打ってやっと寝たのが夜中を回った頃だった。

頭が少し重い気がするが、
気のせいだと頭を振りベッドを出た。

顔を洗って、胸にサラシを巻き髪を一つに束ねる。

ふとバルコニーを見ると、ブルーノが食べ残した果物を鳥達が取り合っているのが見えるた。
ブルーノは朝の散歩に出かけたのか、既にいなかった。

サラは部屋を1人出て階段を降り、長い廊下を歩く。
どこからか良い匂いがする。これはコーンスープの匂い?
まだ薄暗いのにもう、朝食の準備をしているなんて何時から支度をしているのかしら。

食堂を覗くとさすがにまだ誰もいない。
次に厨房を覗いてみると、男達が4人程バタバタ忙しそうに料理をしていた。