カターナ国からの密偵と、第二皇子は爆破のどさくさで逃げるつもりだったらしいが、出来ずに直ぐに拘束された。

一緒に来ていた国王と近衛達も、事情聴取で連行され全ての元凶を一気に捕まえる事が出来た。

どうやら事の真相は、カターナ国王の近衛大臣により、そそのかされた第二皇子が海賊と、薬の取引をし私腹を肥やしていったらしい。
その事に感づいたボルテが邪魔になり、無実の罪で拘束された事が分かった。

国王陛下は秘密裏に薬を摂取され、本人の知らないうちに中毒になり、薬欲しさに善悪の判断が付かず、第二皇子によって操られていたに過ぎなかった。

カターナ国はこれからリアーナ国王陛下の指導の元、新たな国王を立て、すべてを一掃する事になる。

これで、国民も重税で苦しむ事は無くなるだろう。

時間はかかるだろうが、これから腐り切った貴族政治を変え国民の為の国民の政治が出来るように、人選にはボルテも一役買うつもりだ。