「そうですね…。
縁談の話しからも逃げれそうです…」

「では、俺からボルテ公爵には断りを入れておく。」
そう言ってルーカスは、さっとサラから離れて、何事も無かったかの様に先を歩いて行ってしまう。

ルーカスの心が何も見えない。
前よりも遠い存在になってしまったようで、
サラは寂しく思ってしまう。