貴賓室の扉に門兵が二人、カイルが近づくと敬礼をする。
カイルは敬礼を返えし扉を叩く。
トントントントン。
ガチャと扉が開く。
「カイル団長、お疲れ様です。」
中から突然サラが笑顔で出迎えて、カイルは思わず固まる。
しかも可愛らしいワンピースを着ていてどこからどう見ても女子だ。
門兵二人も、見た事ない可憐で美しい令嬢が出て来たので唖然とサラを見ている。
カイルは慌ててサラを部屋に押し入れ扉を閉める。
「なっ、何故サラが対応してるんだ?
その格好で外に出るな。」
焦った手前、少し声を荒げてしまう。
「ごめんなさい…。
もしかしたらカイル団長かもと思ったので…。」
シュンとしてしまうサラを見て、しまったと思ってカイルは急いで取り繕う。
「いや、違うんだ…
その、良く似合ってる…
だが、一応ここは、女人禁制だ。
その格好で出歩くと目立ってしまう。」
「はい…。気を付けます。」
サラは褒めてくれたのか、注意されたのかよく分からなくて首を傾げながら返事をする。
「お疲れ様でございます、カイル様。」
マリーが他の部屋からやって来たので、カイルはサラからそっと離れる。
「今日はこの後、サラお嬢様のドレスの生地選びと採寸で仕立て屋が来る事になっています。
聞けばご主人様の知り合いらしいのですが、ご一緒に立ち合いますか?」
マリナが来るのだろうと思ったが、俺がいるとサラが気を使うだろうと、同席したい気持ちを抑え、
「仕事が積んでいるから、用が済んだら戻らなければいけない。」
「それは残念です。」
「しかし、サラ様は病み上がりだ。
まだ、早すぎるんじゃないか?」
マリーにそう言う。
「ご主人様、本来ならもうとっくに発注しててもおかしく無い時期なんですよ。
間に合わなくなったら大変ですから。
少しでも早くしなくてはならないんです。」
「そうか、分かった…。
くれぐれも無理をさせないように。」
二人を見てそう言うと、ボルテ公爵に用があると、足早に離れて行ってしまう。
「本当に、うちのご主人様は忙し過ぎます…。
少しぐらい着飾ったサラお嬢様を褒めていってもいいのに…そう言う所がダメなんです。」
サラはふふっと笑いながら、
「褒めて頂きましたから大丈夫です。」
遠ざかる後ろ姿を見守りながら、出来ればもう少しゆっくりお話しがしたかったけれど…と残念に思う。
カイルは敬礼を返えし扉を叩く。
トントントントン。
ガチャと扉が開く。
「カイル団長、お疲れ様です。」
中から突然サラが笑顔で出迎えて、カイルは思わず固まる。
しかも可愛らしいワンピースを着ていてどこからどう見ても女子だ。
門兵二人も、見た事ない可憐で美しい令嬢が出て来たので唖然とサラを見ている。
カイルは慌ててサラを部屋に押し入れ扉を閉める。
「なっ、何故サラが対応してるんだ?
その格好で外に出るな。」
焦った手前、少し声を荒げてしまう。
「ごめんなさい…。
もしかしたらカイル団長かもと思ったので…。」
シュンとしてしまうサラを見て、しまったと思ってカイルは急いで取り繕う。
「いや、違うんだ…
その、良く似合ってる…
だが、一応ここは、女人禁制だ。
その格好で出歩くと目立ってしまう。」
「はい…。気を付けます。」
サラは褒めてくれたのか、注意されたのかよく分からなくて首を傾げながら返事をする。
「お疲れ様でございます、カイル様。」
マリーが他の部屋からやって来たので、カイルはサラからそっと離れる。
「今日はこの後、サラお嬢様のドレスの生地選びと採寸で仕立て屋が来る事になっています。
聞けばご主人様の知り合いらしいのですが、ご一緒に立ち合いますか?」
マリナが来るのだろうと思ったが、俺がいるとサラが気を使うだろうと、同席したい気持ちを抑え、
「仕事が積んでいるから、用が済んだら戻らなければいけない。」
「それは残念です。」
「しかし、サラ様は病み上がりだ。
まだ、早すぎるんじゃないか?」
マリーにそう言う。
「ご主人様、本来ならもうとっくに発注しててもおかしく無い時期なんですよ。
間に合わなくなったら大変ですから。
少しでも早くしなくてはならないんです。」
「そうか、分かった…。
くれぐれも無理をさせないように。」
二人を見てそう言うと、ボルテ公爵に用があると、足早に離れて行ってしまう。
「本当に、うちのご主人様は忙し過ぎます…。
少しぐらい着飾ったサラお嬢様を褒めていってもいいのに…そう言う所がダメなんです。」
サラはふふっと笑いながら、
「褒めて頂きましたから大丈夫です。」
遠ざかる後ろ姿を見守りながら、出来ればもう少しゆっくりお話しがしたかったけれど…と残念に思う。



