男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される

バルコニーに出て笛を吹く。
爽やかな風が吹き抜けて、気持ちの良い晴天だ。

バサァ バサァ
羽音が聞こえてブルーノが舞い降りる。

スカートが風に巻き上がり慌てて押さえる。

「ブルーノ、元気そうね。」
首元に抱きついてブルーノに挨拶する。

あの雨の日に見た赤い竜、あれは誰だったのだろう?
サラとブルーノを狙っていた?
ブルーノが先に察知したから大事にならなかったが…。

「ブルーノは私の命の恩人よ、ありがとう。」
ブルーノは鼻を擦り寄せてご飯をねだる。

「今朝はカイル団長に会った?」
マリーが用意してくれた餌をブルーノに与えながら聞いてみる。

良かった、食欲は旺盛で元気そう。