男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される

「サラ…、
俺は…サラが好きだ。」

突然の告白に、サラの心臓は脈打ち顔から火が出そうなくらいだ。

「えっ…⁉︎」
頭が理解出来なくて、瞬きを繰り返す。

「だから、自分の事をもっと大事にしてくれ。帰りを待つ間、生きた心地がしなかった…」

抱きしめられていた力がフッと抜けて、温かな熱が離れて行く…。

…よく兄や父に同じ様な事言われたけど…
そう言う親心みたいなこと?

サラは今までずっと恋愛には疎くて、カイルの言う言葉の意味を、ちゃんと理解出来ないでいる。

今のは何だったの⁉︎

と、思うくらい自然にカイルはサッと離れて行ってしまう。
ブルーノを労いながら積荷を解いている。

この先も必要になるだろうと、聖水を四つの大きな瓶に入れ、持てるだけ持って帰ってきた。