男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される

ボイラー室横のドアにたどり着く。

ルイ殿と密偵は中か?
何が予期せぬ事があったのかと予感し、そっとドアを開き中の様子を伺う。

腰のサーベルに手をかけ、身を引くく構える。
「竜の名は?」向こうから声がかかる。

敵、味方が分かるよう、兼ねてから決められた密偵との暗号だ。
「ハク」

フッと息を抜きカイルは立ち上がり、部屋に入る。
「団長!ご無事で。」

「俺を誰だと思っている。」