男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される

カイルが笛を鳴らすと、どこからとも無く風が吹き、空から白く大きな影が近付いて来る。
ハクだ。

低空飛行で小船に並行して飛ぶハクに素早くカイルは飛び乗る。

ルイと密偵に目線を合わせ深くうなづいてから空高く飛び立つ。

白い鱗が月明かりを浴びて綺麗に輝く。

「彼はモテるだろうなぁ。」
こんな緊迫した中でルイはそんな事を呟くので、密偵は驚き軽く笑ってしまう。

「団長は自分達の憧れですから。」
いい意味で肩の力が抜け二人、海賊船に向かい小船を漕ぎ出す。