夜、ボルジーニの港は静まり返り海岸沿いの店すらも真っ暗だった。
以前来た時はもっと活気に溢れた港だったはず。領主が変わり街の雰囲気もガラリと変ってしまったのだとカイルは思う。
倉庫内で竜達に餌を与えながら、海賊船の出航報告をカイル達はひたすら待っていた。
そこへ馬に乗った白髪の男がやって来る。
「団長、ルイ殿がお見えです。」
仮に作った執務室で軽く休んでいたカイルに声がかかる。
「すぐ、通せ。」
ルイに誠意を示す為、カイルは軍服を急いで着て身なりを整える。
トントン。
ノックの音が響き、白髪のがっしりした体格の男が1人入って来た。
「お久しぶりです、カイル団長。
我が主の為にお力添えをありがとうございます。」
男は随分年上なのにもかかわらず、カイルに臣下の礼を取り頭を下げる。
「辞めてください。ルイ殿、私は貴方より若輩者です。頭をお上げ下さい。」
カイルは急いでそう言って、頭をあげさせる。
「うちの姫が突然訪ねた事、申し訳なく思っていました。随分なじゃじゃ馬にて、お手を煩わせる事はありませんでしたか?」
突然、サラの事を話されカイルは若干動揺するが、表には出さず終始落ち着いた態度で話しをする。
「いえ、初めは本当にリューク殿だとばかり思い込んでしまい。
手荒な真似をしてしまった感があり、申し訳なく思っています。」
深々と頭を下げる。
「うちの姫はそんじょそこらの令嬢とは訳が違う。大丈夫ですよ。」
カイルは微笑する。
「鬼の団長でも、手こずらせてしまいましたか。」
「いえ、サラ様にはいつも驚かされ、楽しい時間を頂きました。
こうやってボルテ公爵のお力添えが出来るのも、彼女が出向いてくれたからだと思っています。」
「良かったです。
我々に取っても自慢の姫ですので。」
ルイは豪快に笑ってサラへ想いを馳せる。
「さて、
今夜決行と聞きましたが、こんな老いぼれでもよければご一緒させて頂きたい。」
真剣な表情に戻りルイが言う。
「もちろんです。
その為に今夜、合流して頂いた次第です。」
今夜の作戦をルイに話し同意を得る。
ルイが持参したマーラのビーフシチューを皆に振る舞ってくれて、少しの間、団員にも穏やかな時間が流れた。
以前来た時はもっと活気に溢れた港だったはず。領主が変わり街の雰囲気もガラリと変ってしまったのだとカイルは思う。
倉庫内で竜達に餌を与えながら、海賊船の出航報告をカイル達はひたすら待っていた。
そこへ馬に乗った白髪の男がやって来る。
「団長、ルイ殿がお見えです。」
仮に作った執務室で軽く休んでいたカイルに声がかかる。
「すぐ、通せ。」
ルイに誠意を示す為、カイルは軍服を急いで着て身なりを整える。
トントン。
ノックの音が響き、白髪のがっしりした体格の男が1人入って来た。
「お久しぶりです、カイル団長。
我が主の為にお力添えをありがとうございます。」
男は随分年上なのにもかかわらず、カイルに臣下の礼を取り頭を下げる。
「辞めてください。ルイ殿、私は貴方より若輩者です。頭をお上げ下さい。」
カイルは急いでそう言って、頭をあげさせる。
「うちの姫が突然訪ねた事、申し訳なく思っていました。随分なじゃじゃ馬にて、お手を煩わせる事はありませんでしたか?」
突然、サラの事を話されカイルは若干動揺するが、表には出さず終始落ち着いた態度で話しをする。
「いえ、初めは本当にリューク殿だとばかり思い込んでしまい。
手荒な真似をしてしまった感があり、申し訳なく思っています。」
深々と頭を下げる。
「うちの姫はそんじょそこらの令嬢とは訳が違う。大丈夫ですよ。」
カイルは微笑する。
「鬼の団長でも、手こずらせてしまいましたか。」
「いえ、サラ様にはいつも驚かされ、楽しい時間を頂きました。
こうやってボルテ公爵のお力添えが出来るのも、彼女が出向いてくれたからだと思っています。」
「良かったです。
我々に取っても自慢の姫ですので。」
ルイは豪快に笑ってサラへ想いを馳せる。
「さて、
今夜決行と聞きましたが、こんな老いぼれでもよければご一緒させて頂きたい。」
真剣な表情に戻りルイが言う。
「もちろんです。
その為に今夜、合流して頂いた次第です。」
今夜の作戦をルイに話し同意を得る。
ルイが持参したマーラのビーフシチューを皆に振る舞ってくれて、少しの間、団員にも穏やかな時間が流れた。



