男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される

ルイの所に行っていたブルーノが帰って来た。
サラは走り寄りブルーノに抱き付く。
それを見てカイルは羨ましい限りだと、ブルーノにまで嫉妬する。

「良く帰って来たな、ブルーノ。
お疲れ様だった。」

カイルは荷物を入れるカバンを取りながらブルーノを労う。

カバンにはサラとカイルに当てた手紙が二通入っていた。

「ルイ殿からだ。」
それぞれ手紙を読む。

カイル宛には、感謝の言葉とこれから王都に向けて旅立つ旨、旅路ルート滞在場所等も詳しく書かれていた。
途中でボルジーニに滞在する事も書いてあり、滞在場所には港町の商店街にある店の名が書かれていた。

上手くいけば今夜会えるかもしれないとカイルは思う。


サラ宛にはルイとジーナからの手紙があり、元気かどうか、ちゃんとカイル団長の言う事を聞いて、勝手な行動を慎む様にと書かれていた。

ジーナからは春先に一緒に植えた花畑が綺麗に咲いた事。
近所の馬が無事に子馬を産んだ事。
日常の平和な出来事が懐かしくて切なくて、思わず涙が一雫落ちてしまう。