「いっちゃん、ずっと死にたそうな顔してたからね。
それが鬱陶しかったのかも」
「え?」
「もちろん、真湖ちゃんと居る時はそんな事なかったよ。
むしろ、死にたくなさそうだった。
だから、真湖ちゃんは気付かないよ」
「一枝さんの言ってる事が、よく分からない。
なんで、一夜は死にたそうって思うの?」
「うちの弟もそうだったんだけど。
いっちゃんと同じで、母親が自分の目の前で亡くなって」
弟は永倉ジュニアの事だろうか?
そして、この人達の母親も亡くなっているのか。
「そうやって自分だけが生き残って。
なんで、俺はあの時死ななかったのか、とか罪悪感持つみたいで。
いっちゃんもうちの弟も、ずっと死を求めているように思えた。
方向性は違えど、だから二人ともヤクザなんかに」
死を求めて、一夜も永倉ジュニアもそうやって危険な世界に入り込んだのだろうか。
「真湖ちゃんは、いっちゃんと別れてるのに、昨日はちゃんと来たんだね?」
なんで今さら?と言われているような気がした。
「一夜に会えたら、言うつもりだった。
二人で何処かに行こうって。
私も一夜も全てを捨てて、二人で幸せになろうって」
それは伝えられなかったけど、伝えたら一夜はどうしただろうか?
「俺、いっちゃんが嘘付いてるのけっこう分かるって言ったけど、本当だったと思う。
俺に、真湖ちゃんの誕生日をやり直すと言ってた時の、嬉しそうな顔。
だからいっちゃん、昨日は、ギリギリ迄迷ったんじゃない?
真湖ちゃんの方に行くか、それとも…」
一枝さんは、そう言葉を濁した。
それとも、の続きは、この悲しい結末。
もし、この人の言うように、一夜が私に会いに来てくれたのならば。
また二人で手を繋いで、夜を一緒に駆けて行くようなハッピーエンドが、
私と一夜にはあったのだろうか。
それが鬱陶しかったのかも」
「え?」
「もちろん、真湖ちゃんと居る時はそんな事なかったよ。
むしろ、死にたくなさそうだった。
だから、真湖ちゃんは気付かないよ」
「一枝さんの言ってる事が、よく分からない。
なんで、一夜は死にたそうって思うの?」
「うちの弟もそうだったんだけど。
いっちゃんと同じで、母親が自分の目の前で亡くなって」
弟は永倉ジュニアの事だろうか?
そして、この人達の母親も亡くなっているのか。
「そうやって自分だけが生き残って。
なんで、俺はあの時死ななかったのか、とか罪悪感持つみたいで。
いっちゃんもうちの弟も、ずっと死を求めているように思えた。
方向性は違えど、だから二人ともヤクザなんかに」
死を求めて、一夜も永倉ジュニアもそうやって危険な世界に入り込んだのだろうか。
「真湖ちゃんは、いっちゃんと別れてるのに、昨日はちゃんと来たんだね?」
なんで今さら?と言われているような気がした。
「一夜に会えたら、言うつもりだった。
二人で何処かに行こうって。
私も一夜も全てを捨てて、二人で幸せになろうって」
それは伝えられなかったけど、伝えたら一夜はどうしただろうか?
「俺、いっちゃんが嘘付いてるのけっこう分かるって言ったけど、本当だったと思う。
俺に、真湖ちゃんの誕生日をやり直すと言ってた時の、嬉しそうな顔。
だからいっちゃん、昨日は、ギリギリ迄迷ったんじゃない?
真湖ちゃんの方に行くか、それとも…」
一枝さんは、そう言葉を濁した。
それとも、の続きは、この悲しい結末。
もし、この人の言うように、一夜が私に会いに来てくれたのならば。
また二人で手を繋いで、夜を一緒に駆けて行くようなハッピーエンドが、
私と一夜にはあったのだろうか。



