「……ありがとう。わたしも、逢見くんの真面目で、凄く頑張り屋さんなところ、尊敬してるよ」
手放しに褒めてもらえて、わたしも笑いながら褒め言葉を返す。
逢見くんはちょっぴり頬を赤くして、わたしから視線を逸らした。
「そ、そうかな……ありがとう」
「ふふっ、うん。照れ屋さんなところも好きだよ」
「っ!?」
「あ、そろそろ最初のところに着くね。それじゃあお友達作り、頑張ろっか!」
「えっ!? あ、う、うん! そうだね!?」
目的地を見て、逢見くんに顔を向けると、何故だか顔を真っ赤にして慌てている様子だった。
……なんでだろう?