夜10時以降、朝5時までの間は必ず皇輝くんの居場所を把握すること。
隔月に1回、皇輝くんの様子を報告をすること。
その他にも色々とあったけど、要約すれば保護者代理として必要な責任を果たすように、という内容だった。
「了解。2年間面倒見てきたんだ、これからもちゃんとするさ」
「私が認めたのは教育方針の間違いだけだ。不良であることを許したわけではない。いいな」
「あぁ」
詠二お兄ちゃんとお父さんのやり取りに、皇輝くんは困惑した様子のまま視線を行き来させる。
そんな皇輝くんに駆け寄ってヒソヒソと状況を教えてあげたのは、笑顔の若菜ちゃんと矢吹先輩だ。
「私は仕事に戻る。そちらの彼女も、ちゃんと学校に送り届けるように。家を出る時は戸締りをして行きなさい」
「分かってるっつの」



