傷だらけの黒猫総長



数分後、膠着した状態が続く中で、お父さんは溜息交じりに「止め」と終わりを告げる。




「……10点中、2点。結果は明らかだな」


「っ……」




ビクリと震えた皇輝くんに、採点を終えたお父さんは「皇輝」と声をかけた。


続いた言葉には、なんの躊躇いもなく。




「どうやら私が間違っていたようだ。これまで非合理的な教育をしてすまなかった」


「……ぇ……?」


「私の息子ではあるが、お前は私に似ていないらしい」




目を伏せてそう言ったお父さんは、詠二お兄ちゃんに視線を移す。




「約束通り、皇輝はお前に預けよう。しかし、成人するまでは私に監督責任がある。これは親として課す条件だ」




お父さんが提示した条件は、以下のもの。


まず、暴走族とは縁を切らせること。

停学期間中はちゃんと謹慎させること。