傷だらけの黒猫総長





「可愛い女子2人がはしゃいでんのはいいねぇ。いいか、皇輝(こうき)。こういう時、男は邪魔しないで見守っとくもんだ」


「……あぁ」


「見守るだけでは甘いな。メリーゴーランドと言えば撮影スポットだ。輝く“なー”の姿を写真に収めないのは犯罪に等しい」


「……そうなのか」


「皇輝、一応言っとくが、若菜に関しての話は真に受けんなよ?」




最初から置いて行ってちょっと心配してたけど、あっちもあっちで盛り上がってる(?)みたいだ。


ならわたしは、と気兼ねなく若菜ちゃんと豪華絢爛なメリーゴーランドに乗った。




「そのちゃんそのちゃん、一緒にポーズとろ〜♪」


「うん、いいよ!」




白馬に揺られながら、振り向いた若菜ちゃんと笑顔で視線を交わし、企みごとをする。