傷だらけの黒猫総長





「遊園地だー♪ わーい! 何から行く!?」


「ふふっ、何にしよっか」


「……何があるんだ?」




電車に乗って遊園地にやって来たわたし達は、ゲートをくぐって早速、楽しい作戦会議を始める。

元気いっぱいな若菜ちゃんと、物珍しそうな黒羽くんに挟まれると、わたしもワクワクして笑顔が浮かんだ。




「好きなとこ行けよ〜。今日は俺と伊吹の奢りだ」


「“なー”、今はメリーゴーランドが空いているぞ」


「じゃあ最初はメリーゴーランド! そのちゃん、行こ行こっ♪」


「うんっ」




若菜ちゃんに手を引かれて、2人で先行しながらメリーゴーランドに向かう。

女の子同士楽しくお話していると、後ろの3人の話し声もちょっと聞こえてきた。