「お待たせ!」
佳奈の声が響いた。
観客席の一番近く、真正面に佳奈が立っている。
そんな佳奈を確認した俺は、マイクのスイッチを入れる。
「待っていないよ」
俺の声がマイクを通して会場中に響き渡る。
これを合図として、俺の立っているステージに暖かな色のスポットライトが当たる。
そんないきなりの出来事に戸惑っている佳奈の表情は見ていて飽きない。
ここからが本当のライブだ。
俺と佳奈だけの世界を作り出す、そんなライブ。
「俺は今日、佳奈に伝えたいことがあるんだ」
「え……?」
「佳奈は俺たちが一度離れたとき、言ったよな? 俺が次に誰かを好きになるときは、その子とちゃんと向き合って、って」
「うん……」
あのときの感情がよみがえる。
だけど、あの感情があったから、今の温かくて幸せな感情がある。
佳奈の声が響いた。
観客席の一番近く、真正面に佳奈が立っている。
そんな佳奈を確認した俺は、マイクのスイッチを入れる。
「待っていないよ」
俺の声がマイクを通して会場中に響き渡る。
これを合図として、俺の立っているステージに暖かな色のスポットライトが当たる。
そんないきなりの出来事に戸惑っている佳奈の表情は見ていて飽きない。
ここからが本当のライブだ。
俺と佳奈だけの世界を作り出す、そんなライブ。
「俺は今日、佳奈に伝えたいことがあるんだ」
「え……?」
「佳奈は俺たちが一度離れたとき、言ったよな? 俺が次に誰かを好きになるときは、その子とちゃんと向き合って、って」
「うん……」
あのときの感情がよみがえる。
だけど、あの感情があったから、今の温かくて幸せな感情がある。



