悠と再会した次の日。

私の心は幸せに満ち溢れていた。

悠と再会できた。

また恋人に戻ることが出来た。

そんなルンルン気分で、今日、私は仕事帰りに瑠奈の部屋に遊びに来ている。



「話があるって言うから、何事かと思ったけど。どうしたの?」



瑠奈は私にココアを入れてくれ、二人でソファに腰掛ける。

私は『ありがとう』といってマグカップを手に取り、一口飲んだ。

甘くて美味しい……。



「あのね、実は。……悠と復縁したの」

「……え? マジ⁉」

「うん、マジ!」



瑠奈が私の肩をガシッと掴んでがくがくと揺らす。

目が回る……。



「どうしてそうなったの⁉ てか、会えたの⁉」

「うん。偶然……、いや、必然的に会えたのかな?」

「なにそれ! もっと詳しく聞かせてよ!」



興奮気味の瑠奈に、昨日の出来事を話す。

瑠奈は目をキラキラさせて話を聞いてくれた。

それが嬉しくて、私も興奮気味に話す。