あー、可愛すぎなんだけど。
顔を真っ赤にしながら慌てて出て行った姫奈に自然と頬が緩む。
なんであんなに、俺を翻弄するようなことばっかりするのかな……。
『ふにゃぁっ……!』
耳が弱いことも知れたし、姫奈に看病もしてもらえたし……熱出して最高かも。
姫奈は俺の豹変ぶりに驚いていたけどそれがまた可愛かった。
……早く俺のにしたい。
そうやって思い始めたのは、高校に入学して少し経った時からだった。
高校の入学式が終わって数日経った頃、俺は運悪く体調を崩し保健室を使わせてもらっていた。
生まれつき体が強いほうじゃなかったから仕方ないといえば仕方ないのかもしれないけど、格好悪いとは思っていた。
だから小さなころから前髪を伸ばし、陰キャとして生きてきた。他の人に迷惑をかけないように。
陰キャとして生きていたらもし体調崩して倒れても他の人に迷惑がかからないし、楽だった。
案の定、クラスメイトは俺に見向きもせずにグループを作って高校生活を楽しんでいる。
顔を真っ赤にしながら慌てて出て行った姫奈に自然と頬が緩む。
なんであんなに、俺を翻弄するようなことばっかりするのかな……。
『ふにゃぁっ……!』
耳が弱いことも知れたし、姫奈に看病もしてもらえたし……熱出して最高かも。
姫奈は俺の豹変ぶりに驚いていたけどそれがまた可愛かった。
……早く俺のにしたい。
そうやって思い始めたのは、高校に入学して少し経った時からだった。
高校の入学式が終わって数日経った頃、俺は運悪く体調を崩し保健室を使わせてもらっていた。
生まれつき体が強いほうじゃなかったから仕方ないといえば仕方ないのかもしれないけど、格好悪いとは思っていた。
だから小さなころから前髪を伸ばし、陰キャとして生きてきた。他の人に迷惑をかけないように。
陰キャとして生きていたらもし体調崩して倒れても他の人に迷惑がかからないし、楽だった。
案の定、クラスメイトは俺に見向きもせずにグループを作って高校生活を楽しんでいる。