Rain shadow─偽りのレヴェル─





「死ぬなよ爽雨…!いや深雨か…ッ、んなもんどっちでもええわ…っ!!」


「あぁぁああああ……っ、またおれのせいでっ、おれのせいで……っ!!」


「うるっせえ瀧!!勝手に殺してんなや…!!ちゃんと見ろ……!!まだ生きてんだろーがッ!!!」



関西弁と標準語が混ざっていることにすら気づいていない赤矢。

最初はどこか掴めなかったんだけどなあ…。

今ではほとんど毎日一緒にいるクラスメイトで、友達になれてる。



「まだお前の家に遊び行ってねーだろ…!お前の母ちゃんのバルサミコ酢料理っ、オレ食いたいねん…!!」



したね、約束。

わたしもけっこう楽しみにしてるんだよ。



「赤帆も赤菜も赤太もっ、またお前とカレー食ってお泊まり会したいって言ってんだよ…!このまま会えへんなんか許さねーぞドアホ……!!」



わかってる、わたしは死ねない。
ここでお別れなんてことにはしたくない。

だって赤帆ちゃんをお嫁さんにするって約束しちゃったから。



「みう…さん、深雨さん……っ、」



瀧、泣かないで瀧。

そんな涙をまた流させてしまうなんて、せっかく笑顔になったのに…。



「死なないって…、生きてるって、言ってくれたのに……っ!!
深雨さんまでそっちに行かないで…っ、おねがいだ神様、連れていかないで、頼むからおれから離れていかないでよ……っ!!」