Rain shadow─偽りのレヴェル─





“えー、でもこっちのが近道だもん隊長!”


“おいお前っ!いいかげん言うこと聞けっての!いつもヒヤヒヤする俺の身にもなれよバカ!!”


”バカってなんだナンバー6…!!んもうっ!心配性すぎるんだってば!!”



カノさんの先から聞こえてくる数人の声。

なんか……お仲間さんたち喧嘩してない…?
大丈夫ですか…?



『騒がしくてごめんね。実はいま任務中でさ、』


「い、いえ…、」



それだったら呑気に電話なんかしてていいんですかって、逆に心配になってくる。


任務って……この人たちはどういった方たちなの…?

依頼とか隊長とか、ナンバー数で呼びあってるし…。


でも、スマホ越しでもわかる。

まだわたしとそこまで歳の変わらなさそうな集団で、お相手の男の人は優しい雰囲気を持っているに違いないと。



『男の子のふりして男子校に通ってるんだって?』


「あっ、はい…、」


『頑張って。僕らはそういう女の子のお助けマンだから』



お助けマン……?

ぜんぜん分からないけど、悪い人たちではなさそう。



「…ありがとう、ございます、」


『またいつでも依頼まってるよって久遠くんにも伝えといて。ではS.Roberでした』


「へ?えすろー………、あ。」